セットで買って好きなものを探すのもあり

毎日の暮らしの中では、気分がいい期間と良くない期間というものが必ずあります。
仕事でミスをしてしまったり、夫婦喧嘩をしてしまったなど具体的に理由があることもありますし、何となくパッとしない、やる気が起きない時期もあります。

どちらの場合にも気分転換が必要です。
気分転換の方法として、温泉、自然が多い場所への外出、歓楽街への外出、飲酒、音楽鑑賞などの方法があります。

手軽でしかも効果的な方法として、香りを楽しむというものがあります。
ヨーロッパでは、アロマテラピー(香り療法)というものまであります。

香りで気分転換したり、軽い不快症状を治す療法はヨーロッパだけではなく中国やインドにもあります。
日本には香道という作法もあります。

アロマテラピーは植物のアロマエッセンスを抽出する方法で、アロマキャンドルや入浴などでくゆらせる方法です。
東洋では、火にくべてその燻煙を楽しむ方法が主流です。

私たちが一番身近でよく知っているのが、仏教で使われるお線香や抹香です。
お線香はいわゆるスティックタイプ、抹香がコーンタイプと呼ばれるものです。

近年では、お線香抹香にも新しい流れがあって従来のキャラやビャクダン以外にも、バニラやフラキンセンスといったアロマテラピーで用いられる香りのものも増えました。

香りの効用

香り成分は鼻から脳に直接入って人間の気分に影響を与えます。
いい臭いをかぐと、気分が落ち着いたり、リフレッシュしたりするのは脳の気分をつかさどる視床下部に直接におい成分が届くからだといわれています。

香りは人間の気分に様々な影響を与えますが、大きく分けると二種類の影響があります。
一つはリラックスで、もう一つはリフレッシュです。

リラックス効果のある香りをかぐと、気分が落ち着き悲しみをやわらげます。
リラックス効果の大きい香りの中には眠りを誘うものもあるので車の運転などには気を付けなければなりません。

リフレッシュ効果のある香りは、煮詰まった気分をさわやかにし、やる気を起こさせます。
集中力を高めたい時などにおすすめですが、就寝前には避けたい香りです。

軽いリラックスタイプとリフレッシュタイプを混合する方法もあります。
単に部屋の気分を変えたい時や、来客がある時など混合タイプもおすすめです。

リラックスタイプ

リラックスタイプの代表格のお香がチャンダン香です。
チャンダンはサンスクリット語で日本語では白檀(ビャクダン)、英語ではサンダルウッドです。
中国では薄くカットした白檀の板を使って扇子を作るぐらい、さわやかで上品な香りです。

バニラ香もリラックスタイプのお香です。
バニラはもうお菓子の香りづけで有名な植物ですが、その香りは甘くて幸福感を感じさせる香りです。
安眠用のお香として効果的です。

リフレッシュタイプ

フォレスト香は日本語で言うと森の香りです。
森林浴が癒し効果があるというのは周知のことです。
この森の香りを再現したのがフォレスト香です。

アソートパックがお得

このほかにも、ムスク香やセージ香などがあります。
ムスクは、性的な興奮を呼び覚ますことで有名な香りです。
セージも穏やかな催淫効果がある香りです。

香りには様々なものがありますが、個人によって好みがあります。
リラックス効果があるといわれていても、その香りが嫌いならイライラするかもしれません。
特に香りに神経質な人もいます。

お香でも、アロマオイルでも、好みに合うものを探すためのアソート商品が販売されています。
少量ずついろいろな香りを組み合わせた、トライアルのための商品で、お買い得品でもあります。
好きな香りに出会えれば一生の得です。