保育園の先生の忙しい1日

保育園児

娘の通う保育園の先生は毎朝元気に「おはようございます!」と明るく対応してくれます。1日の始まりにハツラツとしたあいさつを聞くとこちらまでパワーがでてきた気分です。いつも子どもの面倒をみてもらい感謝でいっぱいなのですが、保育園の先生ってとても忙しそうですよね。

朝から夜まで働く保育園の先生

保育園のお預かり時間は通常、朝の7時から8時までです。すると保育園が開いている時間は8時間。当然開園時間前に準備があると思いますし、子どもが全員帰ったあとも保育だよりや書類仕事が残っていてずっと働きっぱなしですよね…。しかも時間だけではありません。保育士の仕事やベビーシッターのように一人の子どもを見守るわけではなく、常に数人の子を対応する仕事。体調不良の子どもや寝られない子ども、年齢によってはオムツ替えやミルク作りなどもあり、ひっきりなしに対応に追われているでしょう。保育士には休憩はないといっても過言ではありません。
友達の保育士さんは休日にも仕事を持ち帰っている時もあるそうで、5月頃は運動会の構成や出し物の案だし、年末から春にかけては卒園式や入園式など、行事前は多忙だと言っていました。本当に保育士さんの働きぶりには頭があがりません。

先生たちのことが心配

丁寧に子どもに向き合ってくれるのは心強いけど、保育園の先生方が心配になってきました。毎日子どものことを考えている保育士さんにとって、自分と向き合う時間があるのか疑問な点です。自身のこれからのことや家族との時間など、仕事に奪われているかもしれません。家族がいない保育士さんがいたとしても、土日に恋人と会う時間すら捻出できないのでは…。

このように遅くまでの残業や仕事の持ち帰り、そして朝晩勤務。身体だけでなく、精神的にも不調の原因となってしまいます。
園には遅くまでお迎えにこない親御さんもいるようです。「子どもに良くないのでは?」と親の視点ばかりで考えてしまいがちですが、保育士さんの立場から考えてみても良くないですね。中には、保育士さんが集団で退職してしまって閉園になった保育園もあるそうです。
実は保育士不足が社会問題になるほどなので、保育士さんの転職はそんなに難しくないんです。
特に時給の高い都心になるほど人手不足が加速するので、首都圏の保育士さんはいつ転職するか分からない状況だということを、理解しておいた方がいいかもしれません。
今利用している保育園と、近所の保育園の保育士さんの職場の条件を比較して、悪いようだったら要注意です。

先生方がきっちり定時で仕事が終われるように、保護者ももっと配慮していかなければいけません。保育士さんのお給料があがりつつあると聞いてはいるものの、もっとお給料があがればいいなと願っています。休日には旅行に出かけたり自分の時間を大切にして、リフレッシュしたりして欲しいです。そうすればきっと子たちにも、もっとキラキラとした憧れの先生でいられますよね。

育児の相談を保育士さんにしてしまいがちですが、保護者の方も行動やコミュニケーションを通して保育士さんの思いや考えていることを理解し、もっと密に接していく必要があると思いました。