子育てで学んだ沢山こと

子育て

大変な子育てが私に与えてくれたもの

うちの娘もようやくやっと手がかからなくなってきてくれましたが、乳幼児の頃は本当にいろいろなことに苦労をしました。
当時は「どうして子供なんて産んじゃったんだろう」といった恨み言を言いたくなることもありましたが、今になってみるとそんなこともよい思い出として残っています。

大変な子育て期には夫にも八つ当たりをしたり、そのたびに実家の母に泣きついたりして迷惑もかけてしまい申し訳なく思っています。
ですがそんな時期にも一緒に子供を育てることに協力をしてきてくれた夫や実家にはとても感謝をしています。

子育てを通して本当にたくさんのことを経験し、学ばせられましたがその中でも周囲の人の親切さというのは子供を持って初めてわかったことかもしれません。

もちろん子供からもたくさんのことを教えられました。
私は独身時代には子供をいつか持ちたいという漠然とした希望はあったものの特別に子供と遊んだりするのが好きというわけではありませんでしたし、ましてや赤ちゃんの世話なんて実習以外では行ったことがありませんでした。

そんな毎日が勉強で初体験という子育てを経験してきて一番に感じたのは、「子供は子供」ということです。
的確に言葉にするのは難しいのですが、自分の体から出てきた子供といってもそれは別の人格であり私がどう思ったり願ったりしてもその通りになってくれるとは限らないということです。

子供と過ごすと感性が磨かれる気がする

「親と子は別人格」というと突き放した言い方のように感じられるかもしれませんが、それは全くの誤解で逆です。
私は子供は自分とは違うんだなということがわかってから、少し子育てに対する気持ちが楽になり、また楽しみを見つけることができるようになりました。

子供が言葉を覚えて自分で何かをするようになってからはより楽しく、大人だけの生活をしていたときとは全く違った感性で世の中を見ているということが面白くなってきました。

確かに時々生意気なことを言うし、駄々をこねたり頑固なことを言って親を困らせることがある子供ですが、それもよくよく話を聞いてみると向こうにもきちんと言い分があり、彼女は彼女なりの信念(?)を持って行動しているんだなということがわかってきました。

親としてはそうした子供らしい感性をできるだけ潰すことなくそのまま成長をしていってもらいたいと思っていたりします。

子供を子供だと思うようになってからは、子供に過剰に期待しすぎる気持ちもなくなり子育て全体が楽に思えるようになったということもあります。
「親は子供を産んで親になるのでなく、子供を育てながら親になっていく」と言われることもありますが、それは本当のことだなと実感しています。