老け顔にならないための努力

おすすめポイント

女性の老け顔を作ってしまう理由とは

アラフォーくらいの年代になってくると、どうしても毎朝鏡で見る自分の顔に変化が出てきたことを感じるようになってしまいます。若い頃は自慢にしていたこともあるハリのある肌がたるみを帯びてきたり、くすんで黒っぽく見えるようになるというのは時間の経過という抗いがたいものであるとはいえ切ない気持ちになるものです。

女性男性関わらず40歳くらいになってくると顔つきが若いときと明らかに変わって中年のようになってくるものですが、その主な原因になっているのは「肌質の衰え」です。ぱっと見た時に「老けた顔してるな」と思われる理由としては、「額や目尻にシワがある」「ほうれい線がはっきり出ている」「肌が全体的に黒っぽい」「大きなシミがある」といったことがあります。

これが50代~60代くらいになってくると、口元に「梅干しじわ」と言われるような中央に向かうシワができてきたりします。顔にシワができてしまう一番の理由は、それまで肌の内部にたっぷり含まれていた水分が減り支えを失った顔の部分の皮膚が下に垂れ下がってしまうからです。

皆さんは眼瞼下垂と呼ばれる目の病気を知っていますか?

眼瞼下垂とは、このイラストのように、まぶたが垂れ下がる症状のことを言います。目元が重く見えるだけでなく、実際に視界が狭まり疲れやすくなります。

人の皮膚は一番外側にある「表皮」の内側に「真皮」があり「皮下組織」といった層ができています。この表皮部分も最も外側にある「角層」から順に「顆粒層」「有棘層」「基底層」といった層があります。このうち角層に含まれているはずの水分が減っていくことにより古い角質がずっと顔に残り続けることになり、ハリのない垂れ下がった皮膚になってしまうのです。

水分アップと紫外線防止が重要

アラフォーからの美肌対策で最も重要になるのが、顔の部分の水分量を上げていくということと、紫外線刺激を極力避けるようにするということです。水分アップといってもただ水を顔につければいいわけではなく、肌浸透率の高い化粧品を使用したりして、一日のうちに失った水分を補ってふっくらした肌になるように気をつけていきます。

それともう一つ老け顔を作ってしまう重要な要素になるのが「シミ」で、これは一度できてしまうと取り除くためにはかなりの苦労が必要になります。特に顔の頬骨脇のあたりは顔面の構造上出っ張りが大きく紫外線の影響を受けやすいのでシミもよくできる場所になります。

シミを予防するためにはなんといっても直射日光にふくまれる紫外線を防ぐということが一番なので、外出時には帽子屋日傘を使用してできるだけ日に当たらずに移動できるようにしていきます。それと、いくら美容対策をしていても毎日の生活に疲れすぎているとクマが現れてしまい老け顔になってしまいます。栄養価のある食品をきちんと食べて、しっかり睡眠時間を確保していくといった健康対策も老け顔を予防するためには重要です。

老け顔を改善させる方法は無いの?

人間だれしも、加齢によって肌年齢が衰えてくるので、老け顔を完全に予防するのは困難でしょう。

ですが、昨今は肌の再生医療と呼ばれる医療技術が注目を集めています。肌細胞とは、肌のハリを与えるコラーゲンや、水分の保持に欠かせないヒアルロン酸などを作り出す際に必須となる細胞で、年齢によって徐々に減少をしていきます。再生医療は、この老化によって減少した肌細胞を培養して増やし、文字通り肌を再生させることを目的とした画期的な技術です。

元来の再生医療は、やけどによって失われた皮膚を再生する目的で研究が進められてきた医療技術でしたが、技術革新が進んだことで、美容の分野においても使われるケースが増えています。